冠婚葬祭用語辞典【婚】

１．男性の服装
　正式には、昼間ならモーニング、夜ならタキシードだが、よほど格式の高い結婚式でない限り、略礼装で、昼間ならディレクタースーツ(モーニングの縞ズボンに黒のフォーマルスーツの上着を組み合わせたようなもの)か、フォーマルスーツ(黒の上下)、夜はフォーマルスーツが最適。
　「平服で」とあれば、ダークスーツ。ダブルでもシングルでもかまわない。
　ベストは、白か、シルバーグレーや、黒。
　ネクタイはシルバーグレーや、黒と白の斜め縞のものが中心。礼装ではポケットチーフ。
　靴下は黒、靴もプレーンな黒の皮革を着用。
２．女性の服装(和服)
　格調高い豪華な披露宴に招かれた場合は、未婚の女性は振袖、既婚の女性は留袖を。また友人が多いなごやかな披露宴では、未婚の女性は訪問着、既婚女性は色無地や、訪問着。着物の礼装は、既婚か、未婚かによって着分ける。
３．女性の服装(洋装)
　欧米では、目的と昼夜の別によって着分けるのが原則だが、日本では昼間でも豪華な披露宴では、イブニングドレスにあたるロングドレスで装う人が多いようだ。花嫁のお色直しのドレスより華やかにならないよう気をつける。
　「平服で」という招待には、振袖やロングドレスでは大げさ。普段着より少し華やかな略礼装で出席しよう。
４．青少年の服装
　小学生以下の場合なら、ズボンに上着のスタイルが礼装に。
　中学生以上なら、学生服、または婚のブレザーにグレーのズボンが礼装。白いシャツを組み合わせる。
　女子には年齢差はなく、ワンピース、ツーピースで。