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地方の結納のしきたり 西日本地方

ここでいう西日本地方とは、関西・中国・四国を示す。

西日本の各地は、結納品を一品ずつ台に載せる地方が多く、それ以外でも数台に分けて飾る。熨斗(のし)、末広、結納金、柳樽、松魚(鰹節)、寿留女(するめ)、子生婦(こんぶ)、高砂人形、友白髪、結美和(ゆびわ)のうちから、五品、七品の奇数を用いる。これにお土産などを一品一台ずつ飾るので、最高二十一品まで飾る場合もある。
大阪・奈良。和歌山・兵庫(瀬戸内地方)・三重(西部)では女性側からの結納を贈る風習はない。その代わり荷物納めのときに、お土産を持参する。
関西地方の多くに、高砂人形が用いられる。高砂の浦の松の木を清めている老夫婦が、実は高砂、住吉の二神であるという能の「高砂」に由来し、夫婦が長寿で末永く仲良くという願いをこめており、関東風の友志良賀に代わるもの。
結納品の熨斗に、鶴の飾りがついていて、西日本ではその上に打ち出の小槌をのせる。鶴は千年の齢と節操を保つ鳥といわれ、そのような幸せをもって舞い降りた鶴を逃さないように押さえているのが打ち出の小槌らしい。

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