一堂に会して交わす結納

両家と仲人全員が一箇所に集まって結納を取り交わす方法は、現在最も多く行われている。例として、関東風の一台飾りでその流れをみてみよう。関西風でもこの方法はかわらない。

仲人宅で行われるとき以外は、仲人は目上の方なので、お願いする立場から考えても上座に座っていただくのが筋。
結納品は両家同じものか、女性側が一段下がったものを用意する。
指輪は、本来日本の結納にはないので、なくてもかまわないが、加える場合は、結納品と同じ台に載せても、別に指輪台を用意して、儀式の豪華さを楽しむのもいい。

           結納品    仲人     結納品  指輪
                   ○ ●
     女性側                       男性側
           本人○            ●本人

           父親○            ●父親

           母親○            ●母親
       仲人と男性本人、両親が女性宅へ出向き、結納を取り交わす場合。
       部屋は、和室で八畳以上の広さが必要となる(結納品が多いので)

①女性側は前もって結納品を飾っておき、男性側到着後、結納品を飾ってもらう。座布団は、使わないほうが儀式として格調高くなる。
②全員着席後、
 仲人「このたびは、ご両家のご縁がまとまり、誠におめでとうございます。本日はお日柄もよいので、ご結納の仲立ちをさせていただきます」
③男性側の母親が結納品を運び、仲人の前に置き、
 父親「この結納品を○○様へ……」
 仲人「お世話させていただきます」とお礼。
④仲人婦人は、男性の結納品を女性側へ。
 仲人「これは○○様からのご結納でございます。幾久しくおめでたくお納めください」といい、双方で礼。
➄父親(または本人)は目録を取り上げ、一礼。下方から抜き出すように本紙を取り上げ改め、本人、母親にもみせる。
⑥父親は目録を納めなおして台の上におき、「ありがとうございました。○○様のご結納幾久しくおめでたく納めさせていただきます」
⑦今度は女性側の結納品を母親が仲人に差し出す。
 父親「この結納を○○様へ……」
 仲人「かしこまりました」
⑧仲人は男性側の時と同じ手順で女性側の結納品を男性側に運び、同様の口上。目録も同様に目を通しやりとりは同じ。
➈男性側の母親が指輪ケースの台をもち、男性とともに女性の前に進む。ケースを取り上げ、指輪が取り出せるようにふたをあけ、男性に差し出す。
➉男性は指輪を女性の左手薬指へ。この時がこの儀式のクライマックスなので、仲人、双方の両親は拍手で祝福をする。そして席へ戻る。
⑪仲人「これでご両家のご婚約はかたく成立いたしました。おめでとうございます」
 両家は仲人に感謝の言葉を述べ、儀式終了。この後、祝宴をひらく。

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