賀寿

賀寿(がじゅ)」とは、長寿の祝いのこと。

平安時代、賀寿の初めは「五八の賀」といい、40歳の祝いだった。
40歳、50歳、60歳と、十年ごとに祝ったといわれている。この40歳、50歳、60歳は、厄年なので、賀寿の起源はその厄をはらう意味もあった。
この十歳ごとを祝うという「賀寿」は、次第にうすれ、室町時代になると、それに代わって、「還暦(かんれき)」、「喜寿(きじゅ)」、「米寿(べいじゅ)」などの祝いが「賀寿」となった。
江戸時代以降、一般的なならわしとして定着し、今に続いている。

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