上棟式
上棟式は、「建前(たてまえ)」ともいわれ、 吉日を選んで行う。
建物の土台ができると、柱、梁(はり)を組み立て、棟木をあげて、家屋の基礎となる骨組みが整う。
その柱立てと棟上げを祝い、建物に災いがないように、祈願する。
簡略化した祭壇をつくり、棟木の上には「幣(ぬき)」という魔よけの飾り物を鬼門に向けて立てる。
幣には、水引をかけて、施主の名前を書く。
〖長崎県五島列島 上棟式のならわし〗
上棟式のときは、いろいろと近所の人々に手伝ってもらう。男衆は棟上の大工の手伝いを、女衆はその人々の昼の食事はもちろん、
夜の宴会の段取りに奔走する。ちなみに今回、食事の用意(加勢に来てくれた数)は約60人分。
上記写真は、夕方、放送でアナウンスして、集まった近所の人々に、親戚の人が、前日についた餅を2階からまいているところ。
住宅(家)の上棟式のときは、
四隅にお金の入った特大の餅を4個、船の進水式のときは、三隅に3個まくのが慣わし。
[ 新築祝い ]