初誕生にまつわる話 島根

島根では、1歳の誕生日を「初誕生」という

島根「選び取り」 冠婚葬祭初誕生の日、子の親の里の両親や親族、以前は助産婦さんなどを招き祝った。
このとき「選び取り」を子どもにさせた。
算盤、米、本などを置き、子どもに餅を背負わせて歩かせ、最初に何を取るかで、その子の将来を占った。
算盤なら商人、米は農業、本は学者になるとする。
このとき歩かせたり押し戻したりして泣かせる風習もあったが、これは元気な泣き声を先祖に聞かせることで、 今後守っていただこうという願いがこめられていたのである。