冠婚葬祭用語辞典【祭】TOP 不祝儀袋のマナー > 表書き 「御霊前」と「御仏前」の使い分け

表書き 「御霊前」と「御仏前」の使い分け

通夜、葬儀時の香典の表書きは、「御霊前」、「御仏前」、「御香典」がもっともよく使われるが、よく問題になるのは、「御霊前」と、「御仏前」に対する解釈。

仏教には、人は死ぬと四十九日間は生前の行いに対する裁きを受け、それが終わった時に仏になる(成仏する)と考える宗派と、人は死んだ時点で仏になるという宗派がある。
前者では、四十九日までの供養には「御霊前」と表書きし、それ以降の法要には「御仏前」を使う。全般的にみて、新潟をのぞく中部地方や関東、東北、北海道はこの考え方をする人が多く、関西より西では、通夜から「御仏前」を使う割合が多いようだ。
また宗派によっては、火葬された時に仏になるとも言われるので、迷った場合は、通夜、葬儀の香典は「御霊前」が無難。
それでも悩むなら、「御香典」を表書きしよう。

シャディ「プレゼント&ギフト」でご用途にぴったりのアイテムを探す