小正月

元日から七日までを「大正月」といい、これに対して十五日を「小正月」という。

日本では月の満ち欠けによって、満月から満月までを一ヶ月とする暦(太陽暦)があり、満月の十五日が新年だったわけである。
そこへ、中国の1日を新年とする暦が伝わり、それを正式な正月(大正月)としたので、それまでの太陰暦による正月は小正月として残った。
地方によっては、この日を祝う習慣もあるが、京都や大阪では女正月とも言って、暮れ以来、正月準備や年始客のもてなしなどで忙しかった女性の休息日としている。
この日邪気を払うという小豆粥を食べ、健康を祈る風習もある。
この風習は、平安時代に始まったもので、粥の材料は米、小豆、ささげ、粟、みのごめ、とろろいも、きびの七草を混ぜて炊き、七草粥と言ったようだが、後に小豆だけが残された。
現在は、小豆と米と餅でつくる小豆粥が一般的。

シャディ「プレゼント&ギフト」でご用途にぴったりのアイテムを探す