正月飾りの後始末

一般的には小正月の15日、歳神様を迎えるために飾った門松や注連飾りを神社の境内などで焼いて、歳神様を送る行事が行われる。

この行事を「左義長」といい、古くは三毬杖ともかいた。
毬杖(ぎっちょう)とは祝い棒の一種で、本来は三本の竹、または木を結び三脚にして立てる。
これに門松や注連飾りを結わえて焼き、この煙に乗って歳神様は帰るとされた。
どんど焼き」とも言われる。
また、左義長には正月飾りと一緒に、書初めを燃やし、書道の上達を祈るならわしがある。
吉書揚げ」とも言われ、その煙が高く上がるほど腕が上がるしるしとされた。
左義長の火は清浄で神聖なものとされ、この火にあたると若返るとか、餅を焼いて食べるとその年は病気をしないなどと言われる。
残った灰を身体に塗り、まじないめいたことをすると悪魔払いになるという地方もある。
今、全国各地でこの伝承行事を守ろうと盛んに行われるようになったが、近くにこのような行事が行われていない場合、 正月飾りを神社に納めるとかして、自宅で焼いたり、ごみとして廃棄したりするのは慎もう。

どんど焼き

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