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各地方の七夕祭り 関東地方

関東地方の七夕祭りは

群馬県では、川の名前を書いた色紙の短冊を結びつけた新しい竹と赤飯、 うどんなどの食べものを真菰(まこも)の馬と一緒に供えるしきたりがあるそうだ。

【三芳の七夕】七夕飾り

まこも(真菰)の馬」は、 七夕の夜に織り姫と彦星が馬に乗って再会できるようにと願い、飾られた。
竹間沢では、前もって柳瀬川のほとりでまこもを刈り取ってきて、陰干しにしておいた。
藤久保・北永井は、まこもの代用として稲わらやチガヤがもちいられた。
6日になると、その家のお年寄りが馬を作った。
七夕が終わると、何日かは子どもの遊び道具となり、その後は屋根に放り投げられた。
ここでは「まこもの馬」の作り方をご紹介。

ホシイワイ」とも言われる。 8月7日の晩に、庭に笹飾り、軒先に真菰(まこも)で作った1対の雄馬と雌馬を飾る。
また、そのころ畑で採れるナス・きゅうり・スイカ・トマトなどの野菜を箕に入れて、まんじゅうとともに供え、作物の豊作を祈った。
「七夕は朝まんじゅうに昼うどん」といって、朝にまんじゅうを作って供えるとともに食べ、昼は手打ちうどんを作って食べた。
この日は農休日でもあった。

1.まこも(真菰)
 水田の用水や沼地に生える葦科の植物。
まこも

2. 干し上げ
 8月初めに刈り取り、天日で青く干し上げる。
まこもを天日に干す

3.まこも馬づくり [1]
 頭の部分を楕円に作り、馬首で挟む。
まこもでつくる馬

4.まこも馬づくり [2]
 馬首にまこもの茎を利用し、たて髪をからげていく。
鬣 まこも馬

5.まこも馬づくり [3]
 前足にするまこもを挟み、胴の部分をしっかりと固定する。
前足 まこも馬

6.まこも馬づくり [4]
 後足も挟み込んでいく。
後ろ足 まこも馬

7.まこも馬づくり [5]
 やわらかいまこもを縄にして固定した後で、足の長さを整える。
まこも馬 足の長さ調整

8.まこも馬づくり [6]
 メスのまこもの馬の完成。メス馬は首を前につき出している。
雌のまこも馬

9.まこも馬づくり [7]
 オスのまこも馬づくり。オスは首を立てる。
メスの胴の部分がオスの前足になる。
雄のまこも馬

10. まこも馬づくり[8]
 後足を挟み、オス馬もほぼ完成。
まこも馬 後ろ足 雄

11. まこも馬づくり[9]
 完成した馬にまこもで編んだ縄(手綱)をつける。
まこも馬に手綱をつける

12. まこも馬づくり[10]
 完成。左がオス、右がメス。
雌雄のまこも馬

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