各宗派の数珠の使い方と種類

各宗派の数珠の種類と取扱いを列記した。

天台宗
修験道の影響で、平玉を使うことが多いのが特徴。主珠108個、親珠1個、四天4個で構成され、二本の房にはそれぞれ丸珠10個、 平珠20個がつけられている。
真言宗
「八宗用」、「振分数珠」とも呼ばれ真言宗以外の一般信者でも用いられる。
房の色が三色、五色のものや、母珠がひょうたん形のものもある。
浄土宗・時宗
念仏を唱えるに当たり数珠を重視する。
二連の輪違いの珠数が多く用いられる。 1080の珠を連ねた「百万遍数珠」も用いる。
浄土真宗
念仏の数取りの道具ではなく、礼拝の道具と考える。
親珠に結ぶ裏房の結び方に特色がある。
本願寺派は頭付撚房を用い、大谷派では切房を用いる。
禅宗(曹洞宗・臨済宗)
禅宗各派の装束珠数は、比較的古い形のものが多い。
曹洞宗で用いられるものは、親珠と四天の間、四天と四天の間に18個の主珠がある。
臨済宗と黄檗宗では、親珠2個で、10個ずつの記子がついていて、5個目のところで結んである。
日蓮宗
他の宗派にない祈祷用の珠数が多い。
特に房の組み方と寸法が他宗派とは異なる。
親珠の一方に3つの房がついているのが特徴。

各宗派でちがう数珠の取扱い

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