冠婚葬祭用語辞典【葬】TOP > 葬儀・告別式での喪主・遺族としての対応

葬儀

葬儀」とは、遺族や近親者が故人をこの世からあの世へ新仏として送る儀式であり、導師を中心にすすめられる。

告別式

告別式」は、生前の故人と縁のある知人・友人が最後のお別れをする儀式。

葬儀・告別式の準備

世話役は、仕事の分担を確認して、準備に入る。

喪主・遺族の葬儀の服装

喪主や遺族は、葬儀・告別式とも正式喪服。

喪主・遺族の葬儀の服装 和装

男性の場合は、慶弔の区別がなく、黒の五つ紋つきの着物に袴姿。

喪主・遺族の葬儀の服装 洋装

男性は、黒のモーニングコートが正式。

子供の喪装

葬儀・告別式には、遺族以外の子供の参列はなるべく避けるようにする。

喪章

喪家側のひとであることのしるしが「喪章」。

焼香の順

焼香」は故人との血のつながりが濃い順にする。

夫がなくなった場合の焼香順列

夫が亡くなった場合の焼香順列を列挙してみた。

仏式葬儀の式次第

喪主・遺族は早めに喪服に着替え、親族などが到達する前に弔電に目を通す。

告別式の式次第

告別式」は、仏の世界に導かれた故人に対し、生前の知己がお別れする儀式。

神式葬儀のすすめ方

神道では、仏式の葬儀と告別式を一緒にしたような「葬場際」という儀式を行う。

神式葬儀の式次第

神式葬儀の式次第をみてみよう。

キリスト教式葬儀のすすめかた カトリック

キリスト教式のカトリックの葬儀をみてみよう。

キリスト教式葬儀のすすめかた プロテスタント

キリスト教式葬儀のプロテスタント系の葬儀をみてみよう。

出棺

告別式が終わると、葬儀社の指示により、祭壇から棺が、近親者や友人の手によって下ろされ、蓋が開けられる。

出棺にまつわるしきたり

地方によっては、出棺の際に、故人の常用の茶碗を玄関で割る風習がある。

会葬御礼の挨拶

棺が霊柩車に納まると、周辺には会葬者が出棺を見送るために残っているので、喪主または親族代表が会葬者へお礼の挨拶をする。

火葬と収骨

会葬者に行く車も、乗る順番がきまっている。

心づけ

火葬場へ出発前に、霊柩車やハイヤーなどの運転手一人ずつに世話役を通じて、心づけを渡す。

納めの式

火葬場に着くと、棺は火葬場の人や、葬儀社の手で、火葬炉の前(または中)に安置され、その前の小机に位牌、遺影などを飾ると、僧侶によって、最後の読経がなされる。

待機

火葬が始まってから骨揚げまで小一時間かかるので、その間控え室にて待つ。

骨揚げ・収骨

係員から火葬終了の知らせがあったら、収骨所に集まり、「骨揚げ」に入る。

分骨

分骨したいなら、事前に葬儀社に頼んでおくと、骨揚げの時、係員がちゃんと分けて用意してくれる。

出棺を見送ったら

遺体が火葬場に向かって出発すると、葬儀社の人が瞬く間に祭壇を片付けてくれる。

お清め

火葬場から遺族や参列者が帰ってくると、玄関先で「お清め」をする。

還骨回向

遺骨を安置し、位牌を納めたら、灯明をつけ、線香をあげ、「還骨勤行(げんこつごんぎょう)という遺骨に対して初めて行うお勤めの読経が始まる。

後飾り(中陰飾り)

遺骨は、「後飾り」の上段中央に置き、その前後に遺影、位牌を飾って整える。

宗教別後飾り 神式

本来、火葬後、すぐに埋葬するのだが、最近は仏教の忌明けと同様に、五十日祭のころに埋葬することが多くなった。

宗教別後飾り キリスト教

本来土葬なので、後飾りの決まりはない。

精進落とし

還骨回向、初七日の法要が終わると、喪主は精進落としの席を設ける。

精進落としのすすめかた

僧侶をはじめ、世話役代表など、葬儀に力を貸してくれた人々を上座に、喪主、遺族は末席に座り、お酌などしてもてなす。

事務引継ぎ

葬儀がすんでしまったら、いつまでも世話役に迷惑をかけてはいけない。

精進落としの地方による特色

精進落としは、地方によっては、「お斎(とき)の席」(新潟)とか、「忌中(きちゅう)引きのお膳」(ほっかいどう)、「精進あげ」(福島)などと呼ばれている。

法的に有効な遺言書 公正証書遺言

公正証書遺言」とは、公証人(経験豊かな法曹家が就任)と二人の証人が立ち会う。