仏式の宗派の違い

仏教にはいくつかの宗派があり、それぞれ考え方や、宗派をあらわす作法が少しずつ違う。

特に、「人が阿弥陀に帰依の心を起こしたときに、誰でも極楽往生を遂げることができる」と説いた(親鸞上人)浄土真宗に、他の宗派と異なる教えが多いようだ。
例として、葬儀関係で直接目に触れる違いに次のものがある。
●お線香は立てずに、折って火をつけ、香炉の中に横にねかせて供える。(真宗大谷派・浄土真宗本願寺派など)
●焼香前に合掌礼拝はしない(焼香台に進んだらすぐ香をつまむ)。(真宗大谷派・浄土宗本願寺派など)
●抹香焼香の抹香は押し頂かない(つまんですぐに落とすだけ)。(真宗大谷派・浄土宗本願寺派など)
●葬儀のとき、導師が死者に言い渡す「引導」のしきたりがない。
●卒塔婆(そとうば)供養はしない(墓地に卒塔婆は建てない)。
●葬儀のとき、白木の野位牌を使うだけで、仏壇には位牌を置かない(仏壇は本尊が主役という考え方)。
●死んだとたんに浄土にいけると考えるので、四十九日間(中陰)の法要はするが、追善供養という意味は持たない。

シャディ「プレゼント&ギフト」でご用途にぴったりのアイテムを探す