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関西の「樒(しきみ)」とは
関東では葬儀には造花の花輪が並べられて、最近の花の色はカラフルでなかなかにぎやか。
それにくらべ、関西は常緑樹である「樒(しきみ)」(樒の束に脚をつけて、
二メートルくらいにしたもの)に白布をかけて贈り主の札をつけたものが並ぶ。
花輪と同じ意味をもち、届けられた樒の数でその葬儀の規模がはかられる性格をもっている。
樒は香りが強いので、使者の臭いを消すともいわれ、常に二組でひとつ、すなわち対のものとして扱われるのも特色。
しっとりと落ち着いて、荘厳な雰囲気がする。
[ 通夜での友人・知人としての対応 ]