精進落としのすすめかた

僧侶をはじめ、世話役代表など、葬儀に力を貸してくれた人々を上座に、喪主、遺族は末席に座り、お酌などしてもてなす。

一同が席に着くと、まず、喪主または遺族代表が、
「皆様に一言お礼を述べさせていただきます」と切り出し、
「皆様のおかげで葬儀が無事すみました」と感謝の言葉を述べる。
締めくくりとして、「ささやかではございますが、酒食を用意しましたので、おくつろぎの上、精進落としをしていただきたいと存じます」というように挨拶する。
料理はほとんどが仕出しを頼むか、お弁当の形に作ってもらい、残れば各自、折り詰めにして持ち帰ってもらう。
遺族はもちろん、僧侶も世話役も朝から喪家のための時間をさいているので、宴席をあまり長々とするのは迷惑になる。ふつう一時間くらいで切り上げるもの。
「皆様ほんとうにありがとうございました。お疲れのところ、これ以上お引止めしては申し訳ございませんので、これでお開きにさせていただきます」などと、締めくくる。
台所係には、食器を寄せてもらう程度で帰宅してもらい、後片付けは遺族側でするようにする。
精進落としに僧侶を招かなかったり、僧侶の都合で出席しなかった場合は、通夜振舞いと同じように、「御膳料」を包み、「お車代」と一緒に渡す。

シャディ「プレゼント&ギフト」でご用途にぴったりのアイテムを探す