冠婚葬祭用語辞典【葬】

拝礼は、故人や故人の霊に対してではなく、神をたたえ、故人を神の手にゆだねる祈りと遺族への慰め、励ましを中心に行われる。
仏式の焼香や神式の玉串奉奠にあたるものは、本来ない。
献花は日本だけの風習で、参列者が信者だけとは限らないため、故人とのわかれをあらわす方法として行うようになったようだ。
「献花」とは、葬儀終了後、喪主、遺族、 一般の順に係が渡してくれた花(白いカーネーションや菊など)を祭壇前に用意された献花台に供え、クリスチャンであれば、十字を切って祈り、 そうでなければ、心をこめて丁寧な礼をすればよい。

世話役に一礼し、花を左側にして両手で受け取り、胸の高さに持って献花台に進み一礼する。

献花台前で一度自分側に花をむけ、茎を祭壇側に向けて両手を添えて台の上に供える。

一度姿勢を正して、信者であれば十字をきり、そうでなければ丁寧に礼をし、遺族と司祭に一礼して辞す。