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玉串奉奠(たまぐしほうてん)

神道の儀式の拝礼は、弔事に限らず玉串奉奠が必ず行われる。

葬儀は葬場祭と呼ばれ、神社で行うのではなく、自宅、斎場などで行われる。
玉串奉奠は仏式の焼香に代わるもので、故人の霊を慰め、(みこと)(女性は姫命(ひめみこと))としてあがめるために供える。
玉串とは、榊(さかき)に四手(しで)をつけたものをいい、神官が一人ひとりに手渡すので、一礼して左手で葉先、右手で根元を持って受け取る。
次に神前にすすみ、玉串案(八足の台)の前で一礼し、玉串の根元を右回しで祭壇に向け、玉串案に供え、二、三歩下がり、二拝二拍手一拝する。(拍手は音を立てない)
告別式はほとんど立礼で行われるが、自宅または和室が併設されている斎場では、座礼で行われる場合がある。
座礼の場合も、立礼と基本的に同じだが、動作をスムーズに行うため、「膝行膝退(しっこうしったい)」といって膝を畳につけたまま前進、後退をする。
これは、仏式の座礼の場合も同じで、祭壇のそばでこの膝行膝退、または「にじる」という動作を中心にする。

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