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年忌法要
忌が明けると、故人は仏になる。
「年忌法要」は故人の冥福を祈るとともに、遺族のその後の姿を親戚や友人に見届けてもらい、安心してもらう意味もこめられている。
①百か日
納骨されてから初めて迎える法要で、その墓地の無縁仏に対する挨拶の意味からも、施餓鬼供養をすることもある。
親戚や友人、知人を招いて法要を行うが、施主は御布施のほかに、「御施餓鬼料」を包むのが常識。
②新盆
初めて迎えるお盆で、精霊棚をつくり、供養する。
③一周忌
満一年目の法要で、親戚を初め友人、知人も招き、丁寧な供養。遺族は喪服を着る。
④三回忌
亡くなったときを一回と数えるので、満二年目のこと。
まだかなり大きく法要をする。
遺族の服装は、大掛かりなら喪服を、それほどでもなければ半喪服でもよいが、お客様よりは格を上にする。
⑤三回忌以降
七回忌(六年目)、十三回忌(十二年目)、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、四十三回忌、四十七回忌、五十回忌と年忌法要をする。
一般には、三十三回忌ぐらいで弔い上げといって打ち切るようだ。
故人が高名であれば五十回忌以降は、百回忌、百五十回忌と50年ごとに法要をする。
服装も年が経つにつれて、平服に近くなり、五十回忌を過ぎた法要なら、かえっておめでたいと晴れ着を着るほどだ。
[ 法要の営み方 ]