法要の進め方 仏式
法要は僧侶、参列者を招いて次のような手順ですすめる。
1.一同着席
参列者には、開始の時間が近づいたら、仏壇に向かって座ってもらう。
席次は、故人に近い人が上座に座り、その他の人には年長者に配慮して失礼のないように席次を決める。
全員が座り、僧侶を迎えるのがマナー。
2.僧侶入場
ここであらかじめ割り当てられた係は仏前の灯明をともし、線香をあげ、焼香の準備もする。
係は開始の挨拶を述べ、改めて僧侶にお願いいたします」と挨拶をする。
3.僧侶が合掌礼拝したら、参列者もこれに習う。
読経の間は静かに拝聴する。
4.僧侶焼香
5.一同焼香
僧侶から「ご焼香を」といわれたら、近親者から焼香台にすすみ、焼香する。
6.法話
読経終了後、僧侶の法話が行われる宗派も多いようだ。
7.遺族の挨拶
施主は下座に席を移し、法要が無事終了した旨の挨拶を述べる。
引き続き、「お斎(おとき)」に移る場合とお墓参りをしてもらう場合があり、その旨を案内する。
8.一同墓前到着(墓参りがある場合)
9.僧侶読経
10.一同墓に水をかけ拝礼
故人の縁の深い順に手桶の水を墓石にまんべんなくかけてから拝む。
11.遺族の挨拶後、法要の宴へ案内
12.法要の宴
法要に参列した人たちへの感謝の気持ちをこめて、接待する。
僧侶も一緒に宴席についてもらうが、都合が悪い場合は、「御膳料」を包んで渡すのが礼儀。
遺族代表は宴席のはじめに故人をしのんで集まってくれた参列者にお礼を述べ、故人の思い出をつつましく語ったり、その後の遺族の近況報告などをする。
あわせて宴席ではくつろいで歓談してほしい旨の挨拶をする。
次いで献杯をしてもらい、宴を始める。
接待の後は、菓子、茶、海苔などの引き物を用意しておいて手渡す。
13.施主閉会の挨拶
最後にお礼の言葉を述べて法要を終わる。