お彼岸とはどんな日?
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、この時季はちょうど季節の変わり目。
昔から農耕の区切りとして春分には豊穣を願い、秋分には収穫を感謝する祭りがおこなわれてきました。
これらが仏教の思想と結びついて、仏事となったとされるのが「御彼岸(おひがん)」です。
私たちの住むこの世界は、煩悩や迷いに満ちており、「此岸(しがん)」、
「迷いの岸(迷いの世界)」と言われます。
それに対して、煩悩を滅した世界が「彼岸」、
「悟りの岸(悟りの世界)」。
つまり彼岸は
「目指す理想の境地(お浄土)」なのです。
[ 彼岸 ]