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家族葬と自由葬の広がり
送られる本人が葬儀の希望を語る時代になりました。
最近の葬儀の形式の希望は、
・人並みの葬儀……13%
・家族や親しい人での葬儀……57%
・宗教色のある形式の葬儀……17%
高齢化・少子化の影響で、葬儀は、地域や会社などの社会的な儀式から、家族や個の儀式に変わった。
需要に応え、広がったのが「家族葬」や「自由葬」。
かつては「密葬」と呼ばれた家族葬は、家族を中心に、自由葬は宗教に関係なく営まれる。
バブル期には、会葬者200人以上が平均だったが、小規模化・簡素化も進み、式を行わず火葬だけの「直葬」も増えている。
背景のひとつに、家族に迷惑をかけたくないとの気持ちがあるという。
だが、葬儀は残された人の悲しみをいやす場。
それができない遺族が増えているという。
遺族の手間を省く事前準備こそが必要で、
衣装や音楽などの式のプログラムに目が行きがちだが、遺体安置場所や、香典・花の受取といった手続きを優先すべき。
特に、家族葬は知らせる人のリストが重要。
葬儀に呼ぶ人、後で通知を出す人などにわけておく。
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